可愛くないから旅に出た。

ねむりひめのひとりごと。

全ての片思い中の男子高校生へ送る、相合傘の効率的な誘い方的な話。

 

梅雨って日本の文化らしいよ、と小学校二年生の頃教えてもらってその文章の半分以上の意味が分からなかった少女、ひめです。

なんでこんなこと教えてもらったのか今でも不明。先生、指導案見せて。笑

 

今週のお題「雨の日の過ごし方」、懐かしきJK時代の彼氏がまだ友達だった頃にされたある技を紹介します。

全女子がキュンキュンするかは分からないけれど、少なくともJKだったわたしはキュンキュンした。

 

 

雨が降っていた日、紹介されたのがA(のちに彼氏になる男)だった。

後にも先にも彼ほど紳士的な人に出会ったことはない。

わたしにはもったいないほどの紳士で、レディファーストは当たり前、全女性には無条件に優しく、が体現されている人だった。(イメージ、英国紳士)

 

午後5時。部活帰り。

(シーブリーズ信者だったので、香水ではなくひたすらシーブリーズふりかけてた。懐かしい…)

小雨の降る中、高校近くの友人宅でAに出会い、帰る時間になった。

6時半過ぎ、帰る時間になって、雨がものすごいことになっていた。

土砂降り。傘がないとやばい。

わたしの折り畳み傘はとてもじゃないけど耐えそうにない。そこで、わたしとAをくっつけたい友人はビニール傘を貸してくれた。

 

一本だけ。

 

嫌な顔せず、わたしに傘を渡してくれたA。

「え、濡れるよ?傘、使ってよ…?」

「いや、一緒にこの傘に入って帰ろ。」

そのまま、わたしの肩を抱き、彼は半分以上濡れながら駅まで行き、ビニール傘を私に持たせ、彼は自転車で颯爽と帰っていった。

 

今現在まで、こんなにかっこよくエスコートしてもらったことはない。

文章めちゃくちゃですが、かなり、嬉しかった思い出がある。

以上、わたしの惚気でした。